TOP移動情報一覧 > 移動中東その1  

   
   【UAE・オマーン・イエメン・サウジ・ヨルダン・イスラエル】  
 
【UAE】
1DH(ディルハム)=約31.5円
【オマーン】
1R(オマーンリアル)=約300円
【イエメン】
1YR(イエメンリアル)=約0.6円
【サウジアラビア】
1SR(サウジリアル)=約31円
【ヨルダン】
1JD(ヨルダンディナール)=約162円
【イスラエル】
1NIS(シュケル)=約26円
【エジプト】
1E£(エジプトポンド)=約20円

※両替レートは2006年1月前後
 




1/6 ドバイDubai7:00 ⇒⇒⇒ 12:40マスカットMuscat 

 
50ディルハム           430km
バス 民営ベンツ製エアコンバス 
   
コメント:
UAE・ドバイからオマーンの首都マスカットまで運行する国際バスに乗車。バスはクロックタワー南東付近(シティセンター東)にバス会社がいくつかあり、店の前に「MASCAT」という張り紙が出ている。その中の「AL KAHNJRY TRANSPORT」というバス会社で前日手配。席は自由席、運転手は気さくなタンザニア人で終始車内は陽気なアフリカンミュージックが流れていた。国境でも申請の手伝いをしてくれるなど、とても世話焼きなナイスガイだった。途中でオマーン空港にも寄るので言えば途中下車も可能。
ディラ地区からクロックタワーまではアルサブハBTから市バス(6番)などでクロックタワー手前のバス停下車(1・5DH)。マスカットはルイ地区BT北が終点、マトラ地区へはONTCからちょっと西に行った幹線道路沿い(ルイラウンドアバウト)から乗合ワゴンが頻発(200バイサ)。



1/8 マスカットMuscat17:00 ⇒⇒⇒ 翌5:20サラーラSlalah 

 
6オマーンリアル           1,050km
バス 民営ベンツ製エアコンバス(GULFトランスポート社) 
   
コメント:
マスカットの中心街ルイ地区には幾つかのバス会社があるが、サラーラからイエメン行きのバスを運行している「GULF社」に乗ると運がよければ1時間の乗換えでそのままイエメン行きのバスに乗れる可能性があるので同社でチケットを手配(マスカットではイエメン行きバスの手配ができない)。毎日朝・昼・夕方の3便運行。荒涼とした砂漠地帯を時速120kmで突っ走る快速バス。
オマーンの道はすばらしく、とても砂漠の真ん中を通っているとは思えないキレイな道路だった。3時間に1回くらい休憩があり、夜中でもレストラン・売店が空いているので食料を買い貯めする必要もなし。
サラーラには町の中心にある公営市場横のGULF社に到着。



1/9 サラーラSlalah6:30 ⇒⇒⇒ 17:30ソム付近 ⇒⇒⇒ 22:30サユーンSeiyun 

↑事故前は立派なバス

↑事故後は無残なバス

 
10オマーンリアル           700km トラブルあり
国際バス 民営ヒュンダイ製エアコンバス(GULFトランスポート社) 
事故前
事故後
コメント:
マスカットから到着し、運よく席が数席空いていたのでそのままイエメン行きに乗車。週に2便(月・木)の運行なのでこれを逃すと3日間も高い滞在費を払うところだった。
バスは内陸側の「マズナ」国境を通過、たまに入国拒否があるというイエメン国境(パキ・イランのビザがあると危ない)も難なく通過。
イエメンに入ると野良犬ならぬ「野ラクダ」がいたり、「蜃気楼」が見えたりと驚きの時間を過ごすが、一番の驚きは夕暮れ時にやってきた。
サユーンまで約100km地点にある、数百メートルの丘を下るヘアピンカーブの途中で「バキッ」という怪しい音が響いた後バスはノンブレーキで暴走。ハンドリングだけで失速する事のないまま崖際をギリギリでかわすも逆側(山側)の壁に激突!
(((( ;゜д゜))))ドガーーン!
幸い乗客は軽傷者だけで済んだが、一歩間違えれば大惨事だった。私は前の座席に膝下をぶつけ打撲した程度で済んだ。
事故後は警察の護衛付でサユーンまで移動するが、あちこちをタライ回しにされたので18:30に着く予定がホテルに入ったのは23時。レストランも開いていなかったので夕食に菓子を食べて誤魔化し就寝。

1/13  サユーンSeiyun5:30 ⇒⇒⇒ 14:30サナアSana'a 



我々の頼もしい護衛軍!
 
4000+500イエメンリアル           650km
旧型ランクル 4名乗車
コメント:
サユーンに着いたものの、丁度イスラムで最も大きな休日「犠牲祭」に当たってしまい町の機能が1週間停止!何とバス会社まで休んでしまうのだ。観光も終えすることが無かったときに、偶々出会った欧米人ツアーの1人が急遽サナアに帰るという事で車をチャーターしシェアすることにした。バスより多少高くつくが、途中寄るマーリブで遺跡の写真を撮れるのでヨシとした。
ツーリストポリスでパーミットを取りコピーを30枚して、途中の検問ごとに提出するというシステムらしい。検問は27箇所あり、途中で複数取られた所もあり最後はコピーが足りなくなってしまった。検問ごとに管轄の護衛が付く箇所があり、最初は警官が車内に乗り込んでくる形だったが、治安の悪いマーリブに近づくにつれ護衛は二人になり、車一台になり、マーリブ市内を通過するところはとうとう高射砲(←図)を装備した5人体制の護衛が我々の車一台の為に付いて来た・・・。( ̄. ̄;)
ホントニ治安ワルインデスネ・・・。
無事サナアに着いたが、ドライバーが要求したチップ(約束外)を拒否した為目的地から3km離れた場所で降ろされ、しかもそこから逆の方角を教えられるという嫌がらせを受けた。イエメン人でムカついたのはこのドライバーだけ。

1/16  サナアSana'a8:00 ⇒⇒⇒ 17:30シャハラShahara
1/17  シャハラShahara7:30 ⇒⇒⇒ 15:00サナアSana'a
 



シャハラ山でのピックアップトラック。一応ランクル。
 
ツアー代ひとり$32           往復400km
旧型ランクル  6名乗車
コメント:
旧市街で「イエメンホリディツアー」をやっている日本人大好きイエメニー「アミン」氏に依頼してシャハラまで車を一台チャーター。車・ドライバー諸経費・護衛・シャハラ山でのトラック代・シャハラトレッキングガイド代込みで$160/1台。人数は関係ないので集めた者勝ち。結局5人集まったのでまあまあ割安に行けた。
同地区は治安の問題で個人旅行が不可能な為、ツアーを組むしかないのだ。アミン氏は元ツーリストポリスらしく、パーミットをあっという間に取ってくる。冗談好きなので(かなり辛口な)たまに誤解を受け、冗談の通じない未熟な日本人に酷評を書かれる場合もあるが、根はイイ奴だ。他にもツアー会社は沢山あるが、シャハラ山の山頂ではなく麓に宿泊する(朝日や雲海が見えない)などのトラブルもあるようなので注意が必要。
情報はマナハやアルナスルの情報ノートにあるので必ず見るべし!

1/25  サナアSana'a15:00 ⇒⇒⇒ 翌14:00ジェッダJeddah 

イエメン側バス

サウジ側バス
 
3500イエメンリアル           1100km
国際バス
とにかく長い!
コメント:
イエメン門近くにある国営バス「YEMITCO」でチケットを購入。他にも数社がジェッダまで運行しているが、ココだと国境からサウジ国営の「SAPTCO」バスになり、ジェッダの中心街近くのバスターミナルに到着する。
民営バスだと歩いて1時間かかるところに降ろされたりするらしいので要注意。イエメン側のバスは構造上左側の席(シートピッチ)が狭く、私は足が動かせず苦しかった。久々にインド気分を味わう。
サウジ側は内装もキレイになり、イエメニーもカートを噛まない(サウジでは麻薬扱い)ので清潔&快適になった。
国境では両国とも運転手がパスポートを回収し、一括でスタンプを貰ってくれるシステムだった。イエメン側では「サナアでツーリストポリスのスタンプが必要だ。お前は無いからここで3000リアル払え」と言われた。そんな話は聞いていないので、勿論払わずに「サナアで警察に聞いたけど要らないって言われたよ」と適当に言ったら解放された。サウジ側ではX線チェックがあった。



1/27  ジェッダJeddah10:00 ⇒⇒⇒ 翌5:00アンマンAmman 



 
175サウジリアル           1250km
国際バス
コメント:
国営バス「SAPTCO」で手配。アンマン行きは情報で週三便と書いてあったがこの時は毎日運行だった。バスの乗車率は50%程度で席を2席分使い余裕の旅になった。この調子だといつ週三便体制になってもおかしくない感じだ。
バスはヨルダン側の「JETTバス」が運行しておりサウジのSAPTCOバスより少しボロかった。行程のほとんどが砂漠の一本道でガンガンに飛ばしていく。途中寄る休憩地にはスーパーなどもあり買い物も沢山できる。国境は夜中に到着、場所は紅海側ではなく内陸のムダッワラボーダーだった。サウジ側は前回と同様パスポートを運転手が集め一括で申請。ビザの問題でドキドキしたが意外にあっさりと通過した。ヨルダン側は夜中ということもあってかかなりいい加減で、ろくなチェックも無く通過。ヨルダン国境には売店・銀行(売店に向かって右後方の小さな建物・24時間営業)もある。アンマンはアブダリBT近くのジェッダバス駐車場に到着。小さな待合室で夜明けを待った後タクシー(500フィルス)でダウンタウンに移動した。



1/31  アンマンAmman8:00 ⇒⇒⇒ 14:00エルサレムJorusalem
2/3   エルサレムJorusalem9:30 ⇒⇒⇒ 13:30アンマンAmman

アブダリBTからキングフセイン橋国境までのセルビス

アレンビー橋国境からエルサレムまでのセルビス

エルサレムからアレンビー国境までは宿近くの「アラブTAXI」でひとり30NIS。何とベンツ!
 
175サウジリアル           往復150km
セルビスとバスを乗継ぎ
コメント:
イスラエルに入国する際唯一パスポートにスタンプが押されないキングフセイン橋国境を通りイスラエルへ入国。
アンマン・アブダリBTからキングフセイン橋国境まではセルビスで1.5JD・所要1時間。ヨルダン国境からイスラエル国境まではJETTバスが運行しており2JD(荷物0.5JD)・所要15分。イスラエル側アレンビー橋国境からエルサレムまではセルビスで30NIS(荷物5NIS)・所要40分。うまくいけばトータル4時間くらいで済むのだが、イスラム教国家のスタンプ(特にシリア・イラン・パキ・イエメンなど)があると、名物の『イミグレ放置プレイ』を体験することになる。パスポートを取り上げられ質問攻めにあった後ひたすらその場に「放置」される。平均3時間くらい。運が悪いと6時間コースになるという。日ごろの行いが良い優良パッカーの私はパスポートがイスラムだらけにも関わらず80分の放置で通過することができた。国境の係員はほとんどが女性でしかも美人!まるでサンドラブロック主演の「デンジャラスビューティー」さながらな女性管理官が担当だった。「待たされてもいいから質問シテシテ!」という感じになる。
出入国スタンプは、パスポートに押してしまうとシリアや他の敵対国に入国できなくなってしまう為、ヨルダン側・イスラエル側を通じて別紙に押してもらう。ヨルダン側は出国税用紙の裏、イスラエル側は出国カードに押してもらえる。
余談だが、ここでいう「キングフセイン橋」と「アレンビー橋」は同一の橋である。イスラエルはもうちょっと北にある橋を「キングフセイン橋」と呼んでいる為呼び名が違うのだ。くれぐれもイスラエル側で「キングフセイン橋まで!」と言わないように。見たことない場所に連れてかれます(笑)。



2/6  アンマンAmman16:00 ⇒⇒⇒ 19:00ワディムーサWadiMusa(ペトラ) 



 
3JD           240km
セルビス(ミニバス)
コメント:
アンマン南部にあるワヘダットBTから出発。ダウンタウンからBTはタクシーで15分約1.5JD。セルビスは頻発しており、料金はバス内で払う。現地人価格は1.5JDらしいが外国人は倍額またはそれ以上を請求されるようだ。人数が集まり次第出発。
道路状況は良好であっという間に到着する感じ。ワディームーサは中心のロータリー付近に到着。かなりの確立でホテルの客引きが待っている。

2/8  ワディムーサWadiMusa7:00 ⇒⇒⇒ 8:40アカバAqaba 



 
3JD           110km
セルビス(ミニバス)
コメント:
ペトラ遺跡の拠点ワディムーサのロータリー東500mにある小さなBTから出発。午前中に2・3本運行しているらしいが、確実なのは6:30発のものらしい。ここも現地人料金は2JDだが外国人は3JD。宿でも手配する事ができ、宿まで迎えに来てくれるがその場合も料金は一緒のようだ。アカバにはダウンタウンにあるBT着。安宿街まで徒歩3分程度。

2/9  アカバAqaba13:00 ⇒⇒⇒ 14:30ヌエバNueba(エジプト) 



荷物は車載スペースに放置。

 
US$40           80km
高速船(国際船)  ※土曜運休
値段は高いが楽チン
コメント:
紅海を挟んでヨルダン側の町アカバからエジプト側の町ヌエバまで運行するフェリーを利用。両国の間には微妙にイスラエルが入り組んでいて陸路では繋がっていない。イスラエル経由でも移動可能だが、出入国スタンプを押されてしまうので後々厄介である。
連絡船は高速船と低速フェリーの2種類があり、低速フェリーは出港時間が不安定で欠航も多いので無難に高速船を利用。予定の1時間遅れでの出発だったが、船内は快適そのもの。
外国人は船内で簡単なエジプトの入国審査を行う。パスポートは港についてビザ代を払うと返してくれる。我々の時は外国人だけ優先で船から降ろしてくれた。ただ、その後、ビザ代を払う銀行が閉まっていて結局30分足止めを喰らった。。。
乗り場へはアカバの中心から南へ約7kmの場所にある。タクシーで3JD、またはアカバ要塞付近からサウジ国境行きセルビスに乗り500Files、降車後徒歩5分。チケットは当日フェリー乗り場で購入できる。ターミナル2階でチケットを買い、1階に降りて入り組んだ部屋で出国税(5JD)を払い再び2階から出国手続きをする。建物を出た待合所で待機し、船までは専用のバスで移動。
エジプト側のヌエバにはカイロ行きのバスが数台待機している(60E£)。ダハブにいく場合はタクシーシェアで20E£程度。
ちなみにスローボートは夜19時発US$30。エジプト側からの船はスロー$45・スピード$59になる。




ページ合計6,160km

総移動距離53,440km

 
     
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