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  in  シンガポール
     
  記念すべき1カ国目シンガポール到着!  
     
 
シンガポール(チャンギ)空港には夜中の1時に到着。普通だと名古屋からはSQ(シンガポール航空)で入るので夕方着だが、今回は料金重視でNW(ノースウエスト航空)利用の為、真夜中の到着になってしまった。

入国して早速空港内観光案内所にてホテルを紹介してもらう。ホテルリストを見せてもらったが、ちょっと寝るだけなので迷わずリストの一番上に載っていた最も値打ちなホテルを紹介してもらう事に。

ホテルの名前は、「フレグランスホテル」。

なかなかいい匂いのする感じのホテルだ。
しかしホテルの住所を聞いたとき、私にはちょっと違う意味で匂った。

おばちゃん「ゲランストリートだよ。」  

私「ゲラン?」

おばちゃん「イエス、ゲィラン!」

案内所のイスラム女性はさらっと言い返すが、私は少し渋った。
というのも、ゲランという地区は知る人ぞ知る場所で、クリーンなイメージで有名なシンガポールの中でもっともピンクな街

そう、国内唯一といっていい娼婦街地区がそこなのだ。

しかし、置いてあったホテルのパンフレットは綺麗な感じなのでまぁいいやと思い、前日徹夜で荷支度をした為の眠気もあるのであまり考えずそのままタクシーで移動。私はホテルに着いて思った。

モロにピンク街のど真ん中じゃんかよ!

左のピンク色の家は置屋、右奥の光ってるビルが宿泊のホテル。

タクシーを降りて通りの向かいを見ると、マレー系のボディコンスタイル(古い!)をした女性が10名くらい、2メートル間隔で立ちながらこっちを睨んでいる。恐らく客の品定めだろう。
ホテルの外観は確かに立派だが、チェックインし中に入ると廊下はピンク一色。ん〜、もしやここは・・・・

そう、完全にLOVE(ラヴ)HOTELです。しかもピンク街の一等地。


なんだこのピンク一色の廊下は!?

補足をすると、フロントはしっかりしており、パソコンが1台あるビジネスセンターもあるので、ジャンル的には「中華系出張族的連込宿」という感じのホテルなのだろう。一応。

まぁ、寝るだけだからいっか。自分に言い聞かせる。
記念すべき世界一周旅行の初日に相応しい宿かそうでないかは考えない事にした。

部屋に入ってみると、意外にも清潔で寝るだけには十分すぎる設備だった。
冷静に見るとダブルベッド&ホットシャワー&トイレ&エアコン付きで1泊シンガポール$25(約1600円)!
アジアでは宿泊代の高いバックパッカー泣かせなこの国ではかなりのコストパフォーマンスだろう。

「コストパフォーマンス」
この言葉は先月まで私が営業するにあたり特にこだわっていた言葉。この旅でもこだわり続けるのだろうか。

翌日他地区の宿も見たが、シンガポールではドミトリー(共同部屋でベッドのみ)でもシンガポール$12〜$20位はするし、部屋はコッチの方がキレイ。交通も街の中心部へ行くのにMRT(都市鉄道)で3駅、駅までも徒歩7・8分程度だ。

ということで、ちょっと買出しに行く時にも「ハ〜〜イ!ミスタ〜」とか「ハロォ〜〜」などというピンクな声を浴びせられながらも結局3泊することになってしまった。

ゲラン地区、このコストパフォーマンスはなかなか侮れない。

                                      
        
 
   2005年3月8日  
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