TOP > 世界旅行記目次 > 旅行記36 サウジアラビア | ||
in サウジアラビア | ||
即抜けサウジアラビア |
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「石油だらけでみんなお金持ち」といくイメージが強いサウジアラビア。 イスラム教第一の聖地「メッカ」があることで有名で、イスラム教国家の中でも一番戒律が厳しく外国人の自由旅行は未だに許されていない。 数年前までは「世界で一番取得が難しい」と言われていたサウジアラビアビザだが、昨年(2005年)あたりからトランジットビザ(1週間有効)に限ってボチボチ取得ができるようになってきたという噂をインドで聞いた。 私もその情報に期待をしルート変更をしてイエメン−サウジルートを取ってきたわけだが、もしビザが取れなかった場合大陸横断を目指している私はもう一度イランに戻れねばならない。 不安定な状況にドキドキしながらイエメンの首都サナアでビザ取得を試みた。 いい加減な大使館員に振り回されながら1週間後に何とかトランジットビザをGET。しかしトランジットは本来通過をする目的の物なので、ビザにはご丁寧に「NO STOP」という表記がある。 イエメンの首都サナアからバスで24時間、商業の第一都市「ジェッダ」に到着。 聖地「メッカ」までわずか50kmに位置するこの町、写真で見た事のあるかの有名な「黒くて四角い建物」を見に行ってみたいのだが、極めて格式の高い?聖地だけにメッカの20km手前からすでに「ムスリムオンリー!」という看板がデカデカとそびえており進入不可能!そこからメッカに着くまでにはいくつもの検問を越えなければならない。 どうやら冷やかし観光でいける所ではないようだ。 渋々紅海沿いにある商業の中心都市ジェッダで我慢。というか、そもそもビザに「NO STOP」とアラブ語で明記されているので本当はジェッダで観光をすることさえできない状況。。。 でも入国しちゃえばコッチのもの。この町で観光&宿泊をすることにした。 あとはホテルのフロント係が宿泊をOKしてくれれば泊まってやるさ! 出国の国境で怒られても泊まっちゃったものは仕方ないモンネ〜♪ ドキドキしながらパスポートを提出したホテルは以外にもすんなり宿泊OK。 しかも値引き交渉もすんなりと済んだ。 かくしてサウジアラビア観光達成! 街中はイメージ的に白い衣装&お髭のアラブ人だらけだと思ったら、ここも他の産油国と同様アジア・アフリカ人労働者で溢れており、彼らの国籍を聞くとインド・バングラデシュ・ガーナ・タンザニアなど発展途上のイスラム教国家ばかりだ。 おまけに当日は100名を越すインドネシア(実は世界最大のイスラム教国家)の巡礼団体がお揃いのピンク色をしたジャンパーを着て町のショッピングセンターに溢れており、印象は 「アジア人の群れの中にアラブ人がチョロチョロ・・・。」 といった感じだった。 きっとアラブ人は家でゴロゴロしてんだろーなー。チキショーこの勝ち組国家め!原油が出なくなったら覚えてろよぉ〜。 基本的にサウジには巡礼目的以外の渡航は「皆無」なので一応旧市街はあるがそれほど観光としての魅力があるかは疑わしい。 外国人労働者が多い分、町には投げ捨てられたゴミが散乱しており、お世辞にも「魅力ある国」とは言い難い。 昼は14時〜17時過ぎまで全ての店が「昼休み休憩」。 夕方やっと開店したと思ったら18時半ころまた閉まってしまう。 何故?と聞くと、 「プレイ(礼拝)タイム」らしい。 どうやらムスリム以外の店も礼拝時間に店を開けていることが反イスラムになるらしく、電気を消しながらひっそり営業している店もあった。 19時頃再び開店して、夕食を食べてもう一度買い物をしようと思ったら、20時過ぎにまた「プレイタイム」。再び商店街のシャッターが閉まる。。。 おいっ!なんだこの非効率な営業は! 日本人には到底理解できないシステムだろう。 3日くらい滞在しようと思ったのだが、あまりにも見所が少なすぎて(物価も高いし)衝動的に翌日のヨルダン行きチケットを購入。 ■町のある靴屋のある日の営業時間 11:00開店〜12:00 〜PRAYTIME〜 12:30〜14:00 〜PRAYTIME&お昼休憩〜 17:30〜18:30 〜PRAYTIME〜 19:00〜20:20 〜PRAYTIME〜 20:50〜23:00閉店 翌日バスに乗り込みヨルダンへ向け北上を開始、砂漠の中をオイルマネーで作ったキレイなアスファルトの一本道をバスはひたすら進む。 ウトウトしていると、突然バスが停まったので何かと思ったらラクダの群れが道を横断していた。。 う〜ん、砂漠だ。 国境も難なく通過し、次はペトラ遺跡・死海など見所豊富なヨルダンへ。 |
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2006年1月28日 |
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