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TOP > 世界旅行記目次 > 旅行記4 タオ島1 | ||
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タオ島を知ったのは5年位前、仕事でバンコクに行った時の事。 ある旅行会社の張り紙で『安い!タオ島ダイビングライセンス』という見出しを見つけたが、当時の私はタイで島といえばプーケットとサムイ位しか知らず、どこだ?と思った記憶がある。 実は私はずっとダイビングに興味があったのだが、知人の話を聞いて随分お金が掛かるイメージを持ち、『やれば間違いなくハマる』自信があったので20代の内は封印しようと決心していた。 そして、今回満を持してのライセンス取得。 実は前回紹介をしたマレー鉄道よりも本当はこちらの方を楽しみにしていた。 楽しみが多くて幸せだ。 タオ島は現地で『コ・タオ(KOH TAO 又は KO TAO)』と発音するが『コ』とは島という意味である。 タオは元々欧米系バックパッカーに人気の場所で、世界中でダイビングをする時に必要なライセンス(PADIオープンウォーター)が8500Bで取得出来る(約23,500円)。最近は日本でもライセンス所得が安くなっているが、それでも半値以下の料金である。世界中を捜せばオーストラリアの一部やエジプトのダハブ(紅海)などで2万円を切る所もある様だが、日本からの交通費や所要時間・インストラクターの数等を考えると日本語で講習が受けられる海外ではベストな場所ではないだろうか。 見れるターゲットも大物ではジンベイザメ(実際に私が学科を受けている日に出没、見れんかったけどね)やウミガメなどもでる地域らしい。 初心者の私は見るよりもまず潜れるかどうかが重要なので今回は大物なんて出ても見る余裕ナッシング、逆に初回から貴重な大物に出られても有難味が無いので『出なくていいよ』と思っていた。 今回お世話になったところは『ブッダビューダイブリゾート』。現在タオには日本語で受講が出来るスクールが4つあるが、ここが一番日本人スタッフが多そうで日程の調整が楽だろうと思ったのと、カオサンにある支店の日本人担当者「アキオさん」の対応が好印象だったのでココに決めた。 場所は港から車で10分位の場所にある。地図を見るとややハズレにある感じだが、実際にもハズレである。でもリゾートなのでゴミゴミしていない方がいいし、近くにセブンイレブン、レストラン、ネット屋などもあるので環境は十分だ。 ブッダビューとは海岸から見える岬の石が仏陀に似ている事から来ているらしい、よ〜く見ると仏陀に見えない事も無い。 オープンウォーターの講習は2泊3日か3泊4日で行われるが、休憩が多いか少ないかの違いなので通常は2泊3日でやる人が多い。 日程は以下の通り 初日 AM:なし(バンコクから来る人はこの午前着) PM:学科5時間位(最後に試験) 2日目 AM:プールで潜水実習 PM:海で実習(2ダイブ) 3日目 AM:海で実習(2ダイブ) 終了! こんな感じ。 今回は私と東京から来た女の子2人の計3人で講習を受ける。少人数でラッキーだ。 最初にコースの説明をしてくれたのは宍戸錠のマネが得意な「シータン」。 ![]() 明るく感じのいい女性だ。 講習をずっと担当してくれたのは「ミノルさん」 ![]() 地球歩き等にも顔写真が載っていて、受講後に知ったのだが「チーフインストラクター」であった。なにやらインストラクターに教える事ができるインストラクターらしく、実は偉い人だったらしい。タオに行く前は写真を見て「ちょっとナンパそうだな〜」と思っていたが、実際は好青年(一応年上だが)という感じでナイスガイだ。個人的には心の中で敬意を称し「ミノルダイバー」と呼んでいた。 どうやらこのスクールはケッコウ考えがしっかりしていて、南の国にありがちなナンパムードがあまりなく客との距離は非常に近くフレンドリーだがアットホームで妙に居心地が良かった。 少なくともスクールに日本から女子大生グループが来ると、『へへへっ、また獲物が来たゼ〜〜BABY』的なノリのスクールではなさそうだ。そんな所が本当にあるかどうかも責任が持てないが何となくイメージで。 学科講習も好奇心があるせいかあっという間に終了。 最後の試験も44点(50点満点でミノルダイバーからは7割以上は取ってねと言われていた)で無事通過。 2日目プールでの実習も楽しく終了、大事な「耳抜き」も順調だ。 午後はいよいよ海の中、ドキドキしながらミノルダイバーに付いて潜った。想像したよりも楽で面白い! 何が面白いって、最初の潜行中ふと上を見ると、一緒に潜った女の子が『これでもかっ!』って位にきつく水中マスクをしてて、水の中ではモノが地上より33%大きく見える事もあり、目がものすごくつり上がったドアップが視界に入ってきたのだ! 例えると、パンストを頭に被って思いっきり引っ張った時の表情・・・ちょっと笑いすぎて酸素の減りが早い。 これから初めて潜る皆さんはあんまりマスクはきつく締めないでいいよ。どうせ潜れば水圧でピタッとするからね。 あと、海面から上がるときには鼻水に注意!ケッコウ出てるよ。マジで。女の子は特に注意! ミノルダイバーは最初から色々な魚を紹介してくれてホントに楽しかった。エイなんかも見れたし。 昔サンゴのかけらで足を切った事があり、とにかく岩系には足を触れないように気をつけて泳いだので、思ったより魚をゆっくり見れなかったけど、慣れればじっくり見えるだろう。 人生初ダイブはあっという間の40分だった。 計4回の海洋実習も順調に終わり晴れて『オープンダイバーさんぽ』になった!正直ケッコウうれしい。 夜には元シェフのインストラクターYOSHIさんが作ってくれた『かき揚』を近くの食堂でみんなで食べたが、非常においしかった。 一旦講習は終了したが、バンコクで友人と合流する日まで若干余裕があったので勢いに任せ次のステップ『アドバンスウォーター』の資格を取ることにした。私もそう若くないのでこういう時は勢いが大事。 早速翌日から2日間で5回潜ることにするがその内容は後編で。 タオに着いて4日目を迎え、実習が終わってホテルへ帰るため海岸を歩いていると、「ザァ〜〜」っと静かに繰り返される波の音がいつの間にか「サバ〜イ、サバ〜イ」と」聞こえてくる。サバーイとはタイ語で「心地よい」という感じの表現らしい。 少しずつ海面を赤く染めていく海を眺めると「サバーイ」(心地よい)な気分になれるのがこのタオ島だ。思えば先月末まで仕事に終われ、退職後も出発の準備に追われて来たので実際にゆっくり休む時が本当に久しぶりに思える。 またこれから働くときもこういう時間を作ることを大切にしたいと思った。 ![]() 右下で寝ているのは犬です。キャッチフレーズは『犬もリゾートできる島、タオ!』 |
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2005年3月19日 |
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