8/30 ワディハルファWadiHalfa 21:00 ⇒⇒⇒ 翌20:00 アトバラAtobara |


朝方1時間くらい停車する駅があり、外で朝食が食べれる。

車両間は空洞なので
軽く「外出」になる。(笑) |
4550SD 約600km |
鉄道 2等座席 |
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コメント:
スーダン名物「蒸し風呂列車」を利用。南下をする手段は車(ローリーの荷台)か列車の2種類がある。車は荷台&炎天下&悪路、列車は超満員&蒸し風呂&砂まみれになるので旅行者は必然的にどちらかの「地獄」を選択することになる。私は今回まだ時間の読める「蒸し風呂砂地獄」を選択。(笑)
ワディハルファから終点ハルツームまでは約35時間(時には50時間)だが、途中のアトバラという町からは舗装道路があるので、そこまで列車を利用し残りはバスを利用することにした。
ワディハルファ到着当日は既に駅が閉まっていたのでチケットは当日の朝購入。朝6時から並んで7時過ぎに売り出し、あちこちをタライ回しにされ8時にチケットGET。1等・2等・3等があり、1等は6人個室で布シート、2等は8人個室でボロボロビニールシート、3等はオープンの向い合せ。個人的には値段ほどの差は無く意外に3等が開放的で一番お得な気もする。ただ今回は幸いにも砂嵐に遭わず、事前情報よりは砂が車内に入ってこなかった(砂に埋もれなかった)からかもしれない。
出発は21時で車内に入れるのは20時から。ドアが開いてからは想像を絶する人々の「荷入れ戦争」が繰り広げられる。まるで引越しのような大きな荷物を「我先に」を置き場所確保しようとする乗客、入口で入場規制をして荷物を制限しようとする警官、それに負けず窓から荷物を押し込む客、通路にハミ出た荷物を列車の外に蹴り落とす警官、チケットが取れずに忍び込み泣きながら警官に訴える客。。。今までの旅で一番激しい「乗車争い」だった。 私は運よく警官の計らいで事前に荷物を網棚に置く事ができ、その戦争風景を外から眺めていたのだが、出発になって荷物だらけで足場のない車内に入ると、何と網棚に置いていたはずのバックパック(チェーンロック付)が棚から押し出され「宙ぶらり」になっていた。 は、激しい。 車両は30年前のものをそのまま使っているので勿論ボロボロ、シートは傾いて上手く座れないが横掛け4人で目一杯なので何とか体を固定できた。(笑)
夜は風も入ってきてまぁ快適だが、朝起きると全身に砂が積もっていた。昼は40度を越す車内でひたすら耐えるばかり。中には食堂車があり、簡単な食事のほか、ギン冷えのジュース(コーラ100SD)や水が買える。私はコーラを6回・水を2回購入。食べ物は途中停まる駅で買える。私は猛暑で食欲が無く、移動の間は干しナツメヤシしか食べれなかった。→翌日から下痢に突入。。。
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